ホットスタンバイシステムにおいて、現用系に障害が発生して待機系に切り替わる契機として、最も適切な例はどれか。
ア |
現用系から待機系へ定期的に送信され、現用系が動作中であることを示すメッセージが途切れたとき |
イ |
現用系の障害をオペレーターが認識し、コンソール操作を行ったとき |
ウ |
待機系が現用系にたまった処理の残量を定期的に監視していて、残量が一定量を上回ったとき |
エ |
待機系から現用系に定期的にロードされ実行される診断プログラムが、現用系の障害を検出したとき |
答え ア
【解説】
ア |
ホットスタンバイ方式では、現用系と待機系が定期的にメッセージ交換を行い、それが途切れたら現用系に障害が発生したと判断し待機系が運用に切り替わるのが一般的です。(〇) |
イ |
オペレーターが介在すると、切り替えに時間がかかるためホットスタンバイ方式としては不十分です。(×) |
ウ |
瞬間的に処理要求が増加することがあるので、未処理な要求の数だけで判断するのは危険です。(×) |
エ |
診断プログラムの応答を返せずに現用系がダウンした場合、切り替えに時間がかかってしまうのであまりいい方法ではありません。(×) |
【キーワード】
・ホットスタンバイ
【キーワードの解説】
- ホットスタンバイ(hot standby)
同じ構成のシステムを2系統用意して、待機系も現用系と常に同じ状態を保っておき、現用系を監視し障害の発生を検出したら、即座に待機系に処理が引き継がれるシステムです。
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