2022年 春期 応用情報技術者 午前 問28

第1、第2、第3正規形とリレーションの特徴a、b、cの組合せのうち、適切なものはどれか。

 a: どの非キー属性も、主キーの真部分集合に対して関数従属しない。
 b: どの非キー属性も、主キーに推移的に関数従属しない。
 c: 繰返し属性が存在しない。

第1正規形 第2正規形 第3正規形
a b c
c a b
c a b
c b a


答え ウ


解説

 a: どの非キー属性も、主キーの真部分集合に対して関数従属しないは、第2正規形です。
 b: どの非キー属性も、主キーに推移的に関数従属しないは、第3正規形です。
 c: 繰返し属性が存在しないは、第1正規形です。

第1正規形 第2正規形 第3正規形
c a b


キーワード
・正規形

キーワードの解説
  • 正規形
    データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
    データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
    • 第1正規形
      データの繰り返し部分を別表にする。
    • 第2正規形
      1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
    • 第3正規形
      推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
    • ボイス・コッド正規形
      すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。

もっと、「正規形」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ