2022年 春期 応用情報技術者 午前 問35

OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)に関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  インターネットのドメイン名を管理する世界規模の分散データベースを用いて、IPアドレスの代わりに名前を指定して通信できるようにする仕組み
 イ  携帯電話網において、回線交換方式ではなく、パケット交換方式で音声通話を実現する方式
 ウ  ストレージ装置とサーバを接続し、WWN(World Wide Name)によってノードやポートを識別するストレージ用ネットワーク
 エ  データ転送機能とネットワーク制御機能を論理的に分離し、ネットワーク制御を集中的に行うことを可能にしたアーキテクチャ


答え エ


解説

 ア  インターネットのドメイン名を管理する世界規模の分散データベースを用いて、IPアドレスの代わりに名前を指定して通信できるようにする仕組みは、DNS(Domain Name System)です。(×)
 イ  携帯電話網において、回線交換方式ではなく、パケット交換方式で音声通話を実現する方式は、VoLTEです(Voice over Long Term Evolution、Voice over LTE)です。(×)
 ウ  ストレージ装置とサーバを接続し、WWN(World Wide Name)によってノードやポートを識別するストレージ用ネットワークは、SAN(Storage Area Network)です。(×)
 エ  データ転送機能とネットワーク制御機能を論理的に分離し、ネットワーク制御を集中的に行うことを可能にしたアーキテクチャは、SDNです。(〇)


キーワード
・SDN

キーワードの解説
  • SDN(Software-Defined Networking)
    単一のソフトウェアによりネットワーク機器を集中的に制御して、ネットワーク構成や設定などを柔軟に動的に変更することができる「技術の総称」のことで、管理ツールで事前に設定するだけで、ネットワーク構成、性能、機能を動的に変更できます。

もっと、「SDN」について調べてみよう。

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