ネットワークのトラフィック管理において、測定対象の回線やポートなどからパケットをキャプチャして解析し、SNMPを使って管理装置にデータを送信する仕組みはどれか。
| ア | MIB | イ | RMON | ウ | SMTP | エ | Trap |
答え イ
【解説】
| ア | MIB(Management Information Base)は、ネットワーク管理用プロトコルのSNMPで利用可能な情報をツリー構造で記述したテキストファイルのことです。(×) |
| イ | RMON(Remote network MONitoring)は、通信状況を遠隔から監視する仕組みで、RMONに対応した通信機器はネットワーク上の各機器や機器間の通信量やエラーの発生状況などを監視し、管理用のコンピュータへ報告します。(〇) |
| ウ | SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、電子メールを送信したり、メールサーバ間での転送で使用するプロトコルです。(×) |
| エ | Trapは、SNMPでネットワーク上の機器を監視する際に、監視下の機(SNMPエージェント)側から管理用コンピュータ(SNMPマネージャ)に向けて能動的に発信される通知のことです。(×) |
【キーワード】
・SNMP
- SNMP(Simple Network Management Protocol)
TCP/IPネットワークで、ネットワークに接続しているルータや端末などの通信機器をネットワークを経由して監視・制御するためのプロトコル(通信手順)です。
監視・制御の対象となる通信機器はMIB(Management Information Base)という管理情報を持っていて、管理を行う装置はこのMIB情報に基づいて設定変更などを行います。
SNMPはアプリケーション層に分類されます。
もっと、「SNMP」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ