2022年 春期 ネットワークスペシャリスト 午前 問20

デジタルフォレンジックスに該当するものはどれか。

 ア  画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権などの情報を埋め込む。
 イ  コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテストとして、システムを実際に攻撃して侵入を試みる。
 ウ  巧みな話術、盗み聞き、盗み見などの手段によって、ネットワーク管理者、利用者などから、パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。
 エ  犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し、調査、分析、その後の訴訟などに備える。


答え エ


解説

 ア  画像や音楽などのデジタルコンテンツに著作権などの情報を埋め込む技術には、電子透かしがあります。(×)
 イ  コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテストとして、システムを実際に攻撃して侵入を試みるのは、ペネトレーションテスト(penetration test)です。(×)
 ウ  巧みな話術、盗み聞き、盗み見などの手段によって、ネットワーク管理者、利用者などから、パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手するのは、ソーシャルエンジニアリング(social engineering)です。(×)
 エ  犯罪に関する証拠となり得るデータを保全し、調査、分析、その後の訴訟などに備えるのは、デジタルフォレンジックスです。(〇)


キーワード
・デジタルフォレンジックス

キーワードの解説
  • デジタルフォレンジックス(digital forensics)
    不正アクセスや機密情報漏えいなどコンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、原因究明や捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術のことです。

もっと、「デジタルフォレンジックス」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ