2022年 春期 ITストラテジスト 午前 問10

需要の価格弾力性に関する説明として、適切なものはどれか。

 ア  多くの競合他社が代替品を提供している場合は価格弾力性が小さくなりやすい。
 イ  価格弾力性が大きい商品の場合、値上げしても需要に大きな変化は見られない。
 ウ  価格弾力性の値が1の場合、価格を下げても需要量は変化しない。
 エ  必需品と(ぜい)沢品を比較した場合、一般に必需品の方が価格弾力性は小さい。


答え エ


解説

 ア  多くの競合他社が代替品を提供している場合は価格弾力性が大きくなりやすい。(×)
(値上げすると競合他社の代替品が選ばれ、価格を下げると競合他社のユーザーが流れてくる。)
 イ  価格弾力性が大きい商品の場合、値上げすると需要に大きな変化がみられる。(×)
 ウ  価格弾力性の値が1の場合、価格を下げると需要量増えます。(×)
 エ  必需品と(ぜい)沢品を比較した場合、一般に必需品の方が価格弾力性は小さくなります。(〇)
(コメや野菜、ガソリンなどの必需品は価格が高騰して、買わないという選択肢がありません。)


キーワード
・価格弾力性

キーワードの解説
  • 価格弾力性
    価格の変動によって、ある製品の需要や供給が変化する度合いを示す値です。
    需要の価格弾力性の場合は、需要の変化率÷価格の変化率の絶対値で表され、この値が1より大きいと「弾力性が大きい」といい価格の変化で需要が大きく変わり、1より小さいと「弾力性が小さい」といい価格の変化しても需要があまり変わりません。

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