記述a〜cのうち、“人間中心のAI社会原則”において、AIが社会に受け入れられ、適正に利用されるために、社会が留意すべき事項として記されているものだけを挙げたものはどれか。
a |
AIの利用にあたっては、人が利用方法を判断するのではなく、AIが自律的に判断し決定できるように、AIそのものを高度化しなくてはならない。 |
b |
AIの利用は、憲法および国際的な規範の保護する基本的人権を侵すものであってはならない。 |
c |
AIを早期に普及させるために、まず高度な情報リテラシーを保有するものに向けたシステムを実現し、その後、情報弱者もAIの恩恵を享受できるシステムを実現するよう、段階的に発展させていかなければならない。 |
答え ウ
【解説】
“人間中心のAI社会原則”には以下のように書かれています。
a |
AIの利用にあたっては、人が自らどのように利用するかの判断と決定を行うことが求められる。AIの利用がもたらす結果については、問題の特性に応じて、AIの開発・提供・利用に関わった種々のステークホルダーが適切に分担して責任を負うべきである。(×) |
b |
AIの利用は、憲法および国際的な規範の保護する基本的人権を侵すものであってはならない。(〇) |
c |
AIの普及の過程で、いわゆる「情報弱者」や「技術弱者」を生じさせず、AIの恩恵をすべての人が享受できるよう、使いやすいシステムの実現に配慮すべきである。(×) |
(参考URL https://www8.cao.go.jp/cstp/aigensoku.pdf)
【キーワード】
・人間中心のAI社会原則
【キーワードの解説】
- 人間中心のAI社会原則
人工知能(AI)を利用する際の3つの基本理念(あくまでもAIではなく人間が中心となった社会を目指すこと、多様性と幸福追求、持続可能な社会を目指して活用する)と、守るべき7個の原則(人間中心の原則、教育・リテラシーの原則、プライバシーの原則、セキュリティ確保の原則、公正競争確保の原則、公平性、説明責任及び透明性の原則、イノベーションの原則)を表す言葉である。
もっと、「人間中心のAI社会原則」について調べてみよう。
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