Wi-Fiのセキュリティ規格であるWPA2を用いて、PCを無線LANルータと接続するときに設定するPSKの説明として、適切なものはどれか。
ア |
アクセスポイントへの接続を認証するときに用いる符号(パスフレーズ)であり、この符号に基づいて、接続するPCごとに通信の暗号化に用いる鍵が生成される。 |
イ |
アクセスポイントへの接続を認証するときに用いる符号(パスフレーズ)であり、この符号に基づいて、接続するPCごとにプライベートIPアドレスが割り当てられる。 |
ウ |
接続するアクセスポイントを識別するために用いる名前であり、この名前に基づいて、接続するPCごとに通信の暗号化に用いる鍵が生成される。 |
エ |
接続するアクセスポイントを識別するために用いる名前であり、この名前に基づいて、接続するPCごとにプライベートIPアドレスが割り当てられる。 |
答え ア
【解説】
ア |
アクセスポイントへの接続を認証するときに用いる符号(パスフレーズ)であり、この符号に基づいて、接続するPCごとに通信の暗号化に用いる鍵が生成されるのは、PSKです。(〇) |
イ |
アクセスポイントへの接続を認証するときに用いる符号(パスフレーズ)であり、この符号に基づいて、接続するPCごとにプライベートIPアドレスが割り当てられるようなものはありません。(×) |
ウ |
接続するアクセスポイントを識別するために用いる名前はSSID(Service Set Identifier、サービスセット識別子)です。(×) |
エ |
接続するアクセスポイントを識別するために用いる名前はSSIDです。(×) |
【キーワード】
・WPA2-PSK
・SSID
【キーワードの解説】
- WPA2-PSK(Wi-Fi Protected Access 2 Pre-Shared Key)
無線LANの暗号化を行うWPA/WPA2のパーソナルモード(WPA/WPA2 Personal)で、アクセスポイントと端末で通信前に共有しておく暗号鍵(事前共有鍵)のことです。
WPA/WPA2のパーソナルモードは家庭など小規模なネットワークを想定したモードで、認証サーバを利用せずにPSKを設定することにより端末の認証・接続を行います。
- SSID(Service Set Identifier)
無線LANにおけるアクセスポイントの識別子のことです。
混信を避けるために付けられる名前で、最大32文字までの英数字を任意に設定できます。
複数のアクセスポイントを設置したネットワークを考慮してネットワーク識別子に拡張したものをESSIDといいます。
もっと、「PSK」について調べてみよう。
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