フールプルーフの考え方に適用した例として、適切なものはどれか。
ア |
HDDをRAIDで構成する。 |
イ |
システムに障害が発生しても、最低限の機能を維持して処理を継続する。 |
ウ |
システムを二重化して障害に備える。 |
エ |
利用者がファイルの削除操作をした時に、“削除してよいか”の確認メッセージを表示する。 |
答え エ
【解説】
ア |
HDDをRAIDで構成するのは、高速化や高信頼性のためです。(×) |
イ |
システムに障害が発生しても、最低限の機能を維持して処理を継続するのは、フェールソフト(fail soft)です。(×) |
ウ |
システムを二重化して障害に備えるのは、フォールトトレラントシステム(fault tolerant system)です。(×) |
エ |
利用者がファイルの削除操作をした時に、“削除してよいか”の確認メッセージを表示するのは、フールプルーフです。(〇) |
【キーワード】
・フールプルーフ
【キーワードの解説】
- フールプルーフ(fool proof)
工業製品やソフトウェアなどで、利用者が誤った操作をしても危険な状態や機器が故障することがないように、設計の段階で安全対策を行うことです。『よくわかっていない人が扱っても安全』を実現を目指します。
例としては、ドアを閉めないと動作を行わない電子レンジや、ギアをニュートラルかパーキングしないとエンジンがかからない自動車などがあります。(自動車は誤操作による事故が多いのでフールプルーフがいろいろと盛り込まれています。)
もっと、「フールプルーフ」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|