2023年 春期 応用情報技術者 午前 問20

コンテナ型仮想化の環境であって、アプリケーションソフトウェアの構築、実行、管理を行うためのプラットフォームを提供するOSSはどれか。

 ア  Docker  イ  KVM  ウ  QEMU  エ  Xen

答え ア


解説

 ア  Dockerは、コンテナ仮想化を用いてアプリケーションを開発・配置・実行するためのオープンプラットフォームで、ライセンスはFree(OSS)/Paidです。(〇)
 イ  KVM(Kernel-based Virtual Machine)は、Linuxマシン上で仮想マシンを作成できるソフトウェア機能で、ライセンスはGPLです。(×)
 ウ  QEMUは、コンピュータの挙動をソフトウェア的に再現するエミュレータ型の仮想化ソフトで、ライセンスはGPLです。(×)
 エ  Xenは、複数のオペレーティングシステム(OS)を並行して動作させられるようにする仮想化ソフトで、ライセンスはGPLです。(×)


キーワード
・コンテナ型仮想化
・GPL

キーワードの解説
  • コンテナ型仮想化
    コンテナ技術とは、1つのホストOS上に複数のコンテナと呼ばれる独立空間を形成して、そこでアプリケーションをそれぞれ構築することで、コンテナ型仮想化ではホストOS上でアプリケーションの実行環境をコンテナという単位で構築でき、従来の仮想化技術よりも少ないコンピューティングリソースで仮想環境を構築できる仮想化技術です。
  • GPL(The GNU General Public License)
    プログラムの著作物の複製物を所持している者に対し、概ね以下のことを許諾するライセンスのことです。
    1. プログラムの実行
    2. プログラムの動作を調べ、それを改変すること
    3. 複製物の再頒布
    4. プログラムを改良し、リリースする権利

もっと、「コンテナ型仮想化」について調べてみよう。

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