車の自動運転に使われるセンサーの一つであるLiDARの説明として、適切なものはどれか。
ア |
超音波を出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行う。 |
イ |
道路の幅及び車線は地平線の一点(消失点)に収束する、という接近法の原理を利用して、対象物までの距離を測定する。 |
ウ |
ミリ波帯の電磁波を送出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行う。 |
エ |
レーザ光をパルス状に照射し、その反射光を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行う。 |
答え エ
【解説】
ア |
超音波を出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行うのは、ソナー(Sound Navigation And Ranging、SONAR)です。(×) |
イ |
道路の幅及び車線は地平線の一点(消失点)に収束する、という接近法の原理を利用して、対象物までの距離を測定するのは、1つのカメラを使った単眼カメラです。(×)
2つのカメラを使ったステレオカメラ(2眼カメラ)では、2つのカメラで撮影した映像の差から、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行います。 |
ウ |
ミリ波帯の電磁波を送出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行うのは、レーダ(radar)です。(×) |
エ |
レーザ光をパルス状に照射し、その反射光を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行うのは、LiDARです。(〇) |
【キーワード】
・LiDAR
【キーワードの解説】
- LiDAR(Light/Laser Imaging Detection and Ranging)
レーザ光を照射し、物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定するセンサーです。
電波(電磁波)に比べて光束密度が高く、短い波長のレーザ光を利用することで高い精度で位置や形状などを検出できます。
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