システム監査基準(平成30年)における監査手続きの実施に際して利用する技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法をいう。 |
イ |
現地調査法は、システム監査人が監査対象部門に直接赴いて、自ら観察・調査するものなので、当該部門の業務時間外に実施しなければならない。 |
ウ |
コンピュータ支援監査技法は、システム監査上使用頻度の高い機能に特化した、しかも非常に簡単な操作で利用できる専用ソフトウェアによらなければならない。 |
エ |
チェックリスト法とは、監査対象部門がチェックリストを作成及び利用して、監査対象部門の見解を取りまとめた結果をシステム監査人が点検する技法をいう。 |
答え ア
【解説】
ア |
インタビュー法とは、システム監査人が、直接、関係者に口頭で問い合わせ、回答を入手する技法です。(〇) |
イ |
現地調査法は、システム監査人が監査対象部門に直接赴いて、業務の流れを自ら観察・調査するものなので、当該部門の業務時間内に実施しなければいけません。(×) |
ウ |
コンピュータ支援監査技法は、システム監査上使用頻度の高い機能に特化した、しかも非常に簡単な操作で利用できる専用ソフトウェアで行うこともありますが、表計算ソフトなどを使用して行うこともあります。(×) |
エ |
チェックリスト法とは、システム監査人がチェックリストを作成及び利用して、監査対象部門の見解を取りまとめた結果をシステム監査人が点検する技法です。(×) |
【キーワード】
・システム監査基準
【キーワードの解説】
- システム監査基準
経済産業省により作成された情報システムを監査するための基準です。
この基準には、情報システムが災害や不正なアクセス等の脅威などへの「安全性」、情報システムが期待したとおりの性能を発揮し、異常停止などの誤動作などへの「信頼性」、情報システムが期待通りの性能を発揮し、企業経営に適切に貢献しているかの「効率性」について監査し、その結果を経営層に助言、報告をし、改善状況を監視します。
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