RISCプロセツサの5段パイプラインの命令実行制御の順序はどれか。
ここで、このパイプラインのステージは次の五つとする。
@書込み
A実行とアドレス生成
B命令デコードとレジスタファイル読出し
C命令フェッチ
Dメモリアクセス
ア |
B、C、A、D、@ |
|
イ |
B、D、A、C、@ |
ウ |
C、B、A、D、@ |
|
エ |
C、D、B、A、@ |
答え ウ
【解説】
CPUが命令を実行するためには命令読み込み(F)、命令解読(D)、アドレス計算(A)、オペランド呼出し(R)、実行(E)と複数ステージの動作を行う必要があり、これをCPUの動作クロックに合わせて行うと1命令処理するのに時間がかかる。
そのため、CPUの動作ステージを1つずつずらして複数の命令を処理できるようにして、処理速度を向上させるものがパイプラインです。
したがって、実行順は
C命令フェッチ
B命令デコードとレジスタファイル読出し
A実行とアドレス生成
Dメモリアクセス
@書込み
(ウ)になります。
【キーワード】
・RISC
【キーワードの解説】
- RISC(Reduced Instruction Set Computer、縮小命令セットコンピュータ)
マイクロプロセッサの設計様式の一つで、個々の命令を簡略化することによりパイプライン処理の効率を高め、処理性能の向上をはかっています。
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