データアクセス方式の一つであるオブジェクトストレージに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
ストレージにファイルシステムを構成し、ファイル単位でデータにアクセスする。 |
イ |
ストレージの論理ボリュームを決まったサイズに分割し、その単位でデータにアクセスする。 |
ウ |
データとメタデータをセットにして保存し、階層構造にすることによってデータにアクセスする。 |
エ |
データとメタデータをセットにして保存し、固有の識別子でデータにアクセスする。 |
答え エ
【解説】
ア |
ストレージにファイルシステムを構成し、ファイル単位でデータにアクセスするのは、ファイルストレージです。(×) |
イ |
ストレージの論理ボリュームを決まったサイズに分割し、その単位でデータにアクセスするのは、ブロックストレージです。(×) |
ウ |
データとメタデータをセットにして保存し、階層構造にすることによってデータにアクセスするストレージはありません。(×)
(オブジェクトストレージは階層構造になりません。) |
エ |
データとメタデータをセットにして保存し、固有の識別子でデータにアクセスするのは、オブジェクトストレージです。(〇) |
【キーワード】
・オブジェクトストレージ
【キーワードの解説】
- オブジェクトストレージ(object storage)
データをオブジェクトという単位で扱う記憶装置で、容量制限がないことやデータアクセスに関する利便性の高さから普及が進んでいます。
従来のファイル単位のストレージではフォルダを多用したディレクトリ構造でデータを格納しますが、ブジェクトストレージは階層構造を持たず、オブジェクトの保管場所となるに、フラットで依存関係の状態で各オブジェクトを保管し、オブジェクトIDと呼ばれる個別識別子を付与して、このIDでデータへのアクセスを行います。
もっと、「オブジェクトストレージ」について調べてみよう。
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