2024年 秋期 応用情報技術者 午前 問35

クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。

 ア  端末数が250台程度までの比較的小希望なネットワークのホストアドレスを割り振る。
 イ  端末数が65,000台程度の中規模なネットワークのホストアドレスを割り振る。
 ウ  プライベートアドレスを割り振り、ユニキャスト通信を行う。
 エ  マルチキャストアドレスを割り振り、ユニキャスト通信を行う。


答え エ


解説

 ア  端末数が250台程度までは、ホストアドレス長が8ビットのクラスCを使います。(×)
 イ  端末数が65,000台程度までは、ホストアドレス長が16ビットのクラスBを使います。(×)
 ウ  プライベートアドレスはクラスA(10.0.0.0/8)、クラスB(172.16.0.0/12)、クラスC(192.168.0.0/16)のそれぞれに割り当てられています。(×)
 エ  マルチキャストではクラスDのアドレスを使います。(〇)


キーワード
・アドレスクラス

キーワードの解説
  • アドレスクラス(address class)
    アドレスクラスと利用者のネットワークの規模に応じて、IPアドレスの割り振りを行うための考え方です。
    規模により、クラスA〜クラスEがあります。
    クラス 第1オクテット 第2オクテット 第3オクテット 第4オクテット
    A 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    B 1 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    C 1 1 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    D 1 1 1 0 マルチキャスト用
    E 1 1 1 1 研究用
    クラスAの場合、第1オクテット(上位8ビット)が指定されたIPアドレスを取得し、第2〜第4オクテット(下位24ビット)はネットワーク管理者が管理することになります。

もっと、「アドレスクラス」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ