入力データの管理方針の例として、適切なものはどれか。
ア |
出力帳票の利用状況を定期的に点検し、利用されていないと判断したものは、情報システム部門の判断で出力を停止する。 |
イ |
出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い、情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡しする。 |
ウ |
チェックによって発見された入力データの誤りは、情報システム部門の判断で迅速に修正する。 |
エ |
入力原票やEDI受信ファイルなどの取引情報は、機密性を確保するために、データをシステムに取り込んだ後に速やかに廃棄する。 |
答え イ
【解説】
ア |
出力帳票の利用状況を定期的に点検し、利用されていないと判断したものは、情報システム部門が業務部門に連絡し、業務部門の判断で出力を停止します。(×) |
イ |
出力帳票は授受管理表などを用いて確実に受渡しを行い、情報の重要度によっては業務部門の管理者に手渡し、受領確認を行い授受記録を残します。(〇) |
ウ |
チェックによって発見された入力データの誤りは、情報システム部門が業務部門に連絡し、業務部門の判断で修正します。(×) |
エ |
入力原票やEDI受信ファイルなどの取引情報は、データをシステムに取り込んだ後、機密性を確保するため厳重に管理し、一定期間保管したのち廃棄します。(×) |
【キーワード】
・EDI
【キーワードの解説】
- EDI(Electronic Data Interchange)
電子化されたビジネス情報(注文書、請求書など)を通信回線を利用して、企業間でやり取りすることです。
経産省の定めた定義では「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」となっています。
EDIの規格は4つのレベルからなっています。
- レベル4:取引基本規約
取引の法的な有効性を確立するための取り決め(契約書)。
- レベル3:業務運用規約
業務やシステムの運用に関する取り決め。
- レベル2:情報表現規約
やり取りするメッセージをお互いのコンピュータシステムで理解できるようにするための取り決め。
- レベル1:情報伝達規約
ネットワーク回線の種類や、伝送手順などの取り決め。
もっと、「EDI」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|