LAN間接続装置に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
ゲートウェイは、OSI基本参照モデルにおける第1〜3層だけのプロトコルを変換する。 |
イ |
ブリッジは、IPアドレスを基にしてフレームを中継する。 |
ウ |
リピータは、同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長する。 |
エ |
ルータは、MACアドレスを基にしてフレームを中継する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
OSI基本参照モデルにおける第1〜3層だけのプロトコルを変換するのは、ルータです。(×) |
イ |
IPアドレスを基にしてフレームを中継するのは、ルータです。(×) |
ウ |
同種のセグメント間で信号を増幅することによって伝送距離を延長するのは、リピータです。(〇) |
エ |
MACアドレスを基にしてフレームを中継するのは、ブリッジです。(×) |
【キーワード】
・リピータ
・ブリッジ
・ルータ
・ゲートウェイ
【キーワードの解説】
- リピータ
ネットワークにおいて、ケーブル上の信号の中継を行う機器のこと。
信号の中継のための電気的な整形と増幅のみを行います。
OSI参照モデルの第1層:物理層の中継になります。(ハブ)
- ブリッジ
ネットワークにおいて、ケーブル上のデータの中継を行う機器のこと。
中継するデータのデータリンク層のアドレス(MACアドレス)をチェックして、転送先を決める機能を持っている。
OSI参照モデルの第2層:データリンク層の中継を行う。(L2スイッチ)
- ルータ
ネットワーク上を流れるデータを他のネットワークに中継する機器のこと。
中継するデータのネットワーク層のアドレス(IPアドレス)をチェックして、転送先を決める機能を持っている。
OSI参照モデルの第3層:ネットワーク層の中継を行う。(L3スイッチ)
- ゲートウェイ
ネットワーク上で媒体やプロトコルが異なるデータを変換して通信できるようにする機器のこと。
OSI参照モデルの全階層の中継を行う。
もっと、「ルータ」について調べてみよう。
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