量子デート方式の量子コンピュータの説明として、適切なものはどれか。
| ア | 演算は2進数で行われ、結果も2進数で出力される。 |
| イ | 特定のアルゴリズムによる演算だけができ、加算演算はできない。 |
| ウ | 複数の状態を同時に表現する量子ビットと、その重ね合わせを利用する。 |
| エ | 量子状態を変化させながら観測するので、100℃以上の高温で動作する。 |
答え ウ
【解説】
量子コンピュータには量子ゲート方式と量子アニーリング方式があり、量子ゲート方式は複数の状態を同時に表現する量子ビットと、その重ね合わせを利用(ウ)して計算回路を作りって問題を解く方式で従来のコンピュータの上位互換として開発が進められています。
量子アニーリング方式は多数の粒子のふるまいを統計的に扱い、ミクロのふるまいからマクロ的な性質を導き出すというもので、膨大な選択肢の中から最適な選択肢を探す組み合わせ最適化問題など、特定分野に効果を発揮するものと期待されています。
【キーワード】
・量子コンピュータ
- 量子コンピュータ
様々な物理現象における物理量の最小単位である量子の「重ね合わせ」や「もつれ」といった量子力学の現象を利用して並列計算を実現するコンピュータで、従来型のコンピュータでは答えの導出に膨大な時間を要する問題でも、量子コンピュータでは短い時間で解けるようになる可能性があります。
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