コンピュータの性能評価には、シミュレーションによって行う方法、解析的な方法などがある。
シミュレーションを用いた方法の特徴はどれか。
ア |
解析的な方法よりも計算量が少なく、効果的に解が求まる。 |
イ |
解析的な方法よりも、乱数を用いることで高精度の解が得られる。 |
ウ |
解析的に解が求められないモデルに対しても、数値的に解が求まる。 |
エ |
解析的に解が求められるモデルの検証には使用できない。 |
答え ウ
【解説】
ア |
シミュレーションは解析的な方法より計算量が多くなります。(×) |
イ |
シミュレーションでは近似的な値を求めることしかできないため、解析的な方法よりも精度は低くなります。(×) |
ウ |
シミュレーションは解析的な手法で検証することが難しいモデルに対しても行うことができます。(〇) |
エ |
解析的に解が求められるモデルでもシミュレーションを行うことができます。(×) |
【キーワード】
・シミュレーション
【キーワードの解説】
- シミュレーション(simulation)
シミュレーションは実際の動作環境で確認することが難しい場合に、コンピュータを使って擬似的に動作確認をすることです。
- LSIが完成する前にLSIの設計データからLSIの動作の確認を行う。(機能評価)
- 複数のイベントの発生タイミングを、微妙にずらしながら動作確認を行う。(機能評価)
- 多数のイベントを連続して発生させ、決められた時間内に処理が完了するか確認する。(性能評価)
などが、シミュレーションにより確認できることです。
もっと、「シミュレーション」について調べてみよう。
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