OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として、適切なものはどれか。
ア |
単一の物理サーバ内の仮想データ同士が、外部のネットワーク機器を経由せずに、物理サーバ内部のソフトウェアで実現された仮想スイッチを経由して、通信する方式 |
イ |
データを転送するネットワーク機器とは分離したソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャ |
ウ |
プロトコルの文法を形式言語を使って厳密に定義する、ISOで標準化された通信プロトコルの規格 |
エ |
ルータやスイッチの機器内部で動作するソフトウェアを、オープンソースソフトウェア(OSS)で実現する方式 |
答え イ
【解説】
ア |
単一の物理サーバ内の仮想データ同士が、外部のネットワーク機器を経由せずに、物理サーバ内部のソフトウェアで実現された仮想スイッチを経由して、通信する方式は、ネットワーク仮想化です。(×) |
イ |
データを転送するネットワーク機器とは分離したソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャは、SDNです。(〇) |
ウ |
プロトコルの文法を形式言語を使って厳密に定義する、ISOで標準化された通信プロトコルの規格は、ASN.1(Abstract Syntax Notation One)です。(×) |
エ |
ルータやスイッチの機器内部で動作するソフトウェアを、オープンソースソフトウェア(OSS)で実現する方式は、OpenSwitch(Linuxをベースにしたネットワークスイッチ用のOS)です。(×) |
【キーワード】
・OpenFlow
・SDN
【キーワードの解説】
- OpenFlow
制御機能と転送機能が共存する既存のネットワーク機器とは異なり、制御部と転送部を分離したアーキテクチャを採用していて、ネットワーク管理者は制御部を自ら設計、実装することで必要な制御機能を自由に実現することができます。
- SDN(Software-Defined Networking)
単一のソフトウェアによりネットワーク機器を集中的に制御して、ネットワーク構成や設定などを柔軟に動的に変更することができる「技術の総称」のことで、管理ツールで事前に設定するだけで、ネットワーク構成、性能、機能を動的に変更できます。
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