PCからサーバに対し、IPv6を利用した通信を行う場合、ネットワーク層で暗号化を行うのに利用するものはどれか。
ア |
IPsec |
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イ |
PPP |
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ウ |
SSH |
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エ |
TLS |
答え ア
【解説】
ア |
IPsecはネットワーク層に位置する暗号化を行う通信プロトコルで、IPv6では標準となっています。(〇) |
イ |
PPP(Point to Point Protocol)は、データリンク層に位置する2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコルです。(×) |
ウ |
SSH(Secure SHell)は、暗号や認証の技術を利用して、アプリケーション層に位置するリモートコンピュータと安全に通信するための通信プロトコルです。(×) |
エ |
TLS(Transport Layer Security)は、トランスポート層に位置する暗号化と認証を行う通信プロトコルです。(×) |
【キーワード】
・IPsec
【キーワードの解説】
- IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)
IPパケット単位でデータを暗号化することで、データの改ざん防止や秘匿機能を行うプロトコルである。
OSI基本参照モデルのネットワーク層で暗号化を行うため、暗号化機能のないトランスポート層やアプリケーション層のプロトコルでも暗号化を利用できる。
AH(Authentication Header)やESP(Encapsulating Security Payload)のデータ暗号化の他、IKE(Internet Key Exchange protocol)などによる鍵交換から構成されている。
もっと、「IPsec」について調べてみよう。
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