システムの信頼性指標としてRASISがある。
そのうちのAは可用性を表し、システムのサービス時間など、ある一定期間でのシステムの機能を維持する度合いを表している。
このAを向上させるものはどれか。
ア |
MTBFとMTTRをともに2倍にする。 |
イ |
MTBFは変えずに、MTTRを2倍にする。 |
ウ |
MTBFを2倍にして、MTTRは変えない。 |
エ |
MTBFを半分にして、MTTRは2倍にする。 |
答え ウ
【解説】
MTBFとMTTRから可用性を表す式は
MTBF÷(MTBF + MTTR)
なので、これを向上させる(大きくする)のはMTBFを大きくするか、MTTRを小さくする必要があるので、MTBFを2倍にして、MTTRは変えない(ウ)である。
【キーワード】
・RASIS
【キーワードの解説】
- RASIS(Reliability, Availability, Serviceability, Integrity, Security)
コンピュータの信頼性を評価するための5つのチェック項目の頭文字です。
- Reliability(信頼性)
故障しにくい。MTBFが長い。
- Availability(可用性)
高い稼働率。MTBFに比べMTTRが小さい。
- Serviceability(保守性)
障害が発生したときに、復旧が容易・迅速。MTTRが短い。
- Integrity(完全性、保全性)
データに矛盾がなく一貫性がある。
- Security(機密性)
不正アクセスに強い。
もっと、「RASIS」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|