小文字の英字からなる文字列の暗号化を考える。
次表で英字を文字番号に変換し、変換後の文字番号について1文字目分には1を、2文字目分には2を、…、n文字目分にはnを加える。
それぞれの数を26で割った余りを新たに文字番号とみなし、表から対応する英字に変換する。
例 fax→6, 1, 24→6+1, 1+2, 24+3→7, 3, 27→7, 3, 1→gca
この手続きで暗号化した結果が“tmb”であるとき、元の文字列はどれか。
文字番号 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
英字 |
a |
b |
c |
d |
e |
f |
g |
h |
i |
j |
k |
l |
m |
文字番号 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
英字 |
n |
o |
p |
q |
r |
s |
t |
u |
v |
w |
x |
y |
z |
答え エ
【解説】
暗号化した結果の“tmb”を表から文字番号に戻すと
20, 13, 2
になる。
この数字は26で割った余りであり、元の数字は1文字目は2〜27、2文字目は3〜28、3文字目は4〜29なので
20, 13, 28
になる。
この数字は1文字目は1、2文字目は2、3文字目は3を足したものなので元の数字は
19, 11, 25
であり、これを英字に変換すると“sky”(エ)になる。
【キーワード】
・暗号化
【キーワードの解説】
- 暗号化
暗号化には暗号化・復号するアルゴリズムを秘密にする暗号方式と、アルゴリズムを公開して、暗号化するデータのほかに鍵と呼ばれるデータを使用し、この鍵を秘密にする方法がある。
前者の暗号方式は一度アルゴリズムが知られてしまうと、使えないため、現在ではほとんど使われていない。
後者の暗号方式は、鍵を変えることで何回でも繰り返し使用可能であり、試験に出るのはこちらである。
もっと、「暗号化」について調べてみよう。
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