平成21年 秋期 基本情報技術者 午前 問9

デジタルカメラの画像データや携帯音楽プレーヤの音楽データの記録媒体として利用されているものはどれか。

 ア  DRAM  イ  SRAM
 ウ  フラッシュメモリ  エ  マスクROM


答え ウ


解説

 ア  DRAMはコンピュータの主記憶(メインメモリ)などで利用されています。
 イ  SRAMはコンピュータのキャッシュメモリなどで利用されています。
 ウ  フラッシュメモリはデジタルカメラの画像データや携帯音楽プレーヤの音楽データの記録媒体などで利用されています。
 エ  マスクROMはゲーム機のロムカセットなどで利用されています。


キーワード
・フラッシュメモリ

キーワードの解説
  • フラッシュメモリ(flash memory)
    EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)の一種で、電源を切ってもデータが消えない不揮発性のメモリで、ブロック単位での消去ができる。
    データは各ビットの値を1→0に書き変えることができる。
    ただし、ビット単位での0→1の書き換えはできない。(書き換えはバイト、ワード単位で行う。)
    ビットの値を1にする操作はフラッシュメモリの全部又は一部分(“セクタ”と呼ぶブロック単位)で行うことができ、1にする処理を消去と呼ぶ。
    大容量化が容易なので、SDメモリやコンパクトフラッシュ、USBメモリなどで使用されている。
    また、組込み系の機器(ハードディスクなどを持っていない機器:携帯電話、携帯音楽プレーヤ等)でプログラムやデータを格納する用途で使用されている。
    なお、書き換え回数に制限があり、少ないものでは10回程度、多いものでは100万回程度である。

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