平成21年 秋期 基本情報技術者 午前 問39

IPアドレス10.1.2.146、サブネットマスク255.255.255.240のホストが属するサブネットワークはどれか。

 ア  10.1.2.132/26  イ  10.1.2.132/28
 ウ  10.1.2.144/26  エ  10.1.2.144/28


答え エ


解説
ホスト(装置)が属するサブネットワークのアドレスは、サブネットマスクとIPアドレスの論理積を計算することで求めることができます。
計算式は、
 10.1.2.146 and 255.255.255.240
です。
これを、2進数にして計算ます。
 10.1.2.146=0000 1010.0000 0001.0000 0010.1001 0010
 255.255.255.240=1111 1111.1111 1111.1111 1111.1111 0000

論理積を計算するとサブネットワークアドレスは
 0000 1010.0000 0001.0000 0010.1001 0000=10.1.2.144
になり、有効けた数はサブネットマスクの1の個数である28なので
 10.1.2.144/28
(エ)になります。
ちなみに、このサブネットワークアドレスの表記法をCIDR(Classless Inter-Domain Routing)といいます。


キーワード
・サブネットワーク

キーワードの解説
  • サブネットワーク
    大きなネットワークを複数の小さなネットワークに分割することです。
    1つのネットワークに多くの装置を接続すると、通信データ量が多くなり回線の容量を超えてしまいます。
    そのため、小さなネットワークに分割して、分割したネットワーク内で完結する通信はネットワーク外に出さないようにします。(ルータの仕事です。)
    また、ネットワーク管理の面でも多くの装置を管理するのは大変なので、ネットワークを分割して管理する規模を小さくします。
    サブネットワーク化した場合、同じサブネットワーク内は装置間で直接通信でき、異なるサブネットワーク間の通信はルータを経由して行います。

もっと、「サブネットワーク」について調べてみよう。

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