平成21年 秋期 基本情報技術者 午前 問43

利用者情報を管理するデータベース(利用者データベース)がある。
利用者データベースを検索し、検索結果を表示するアプリケーションに与えるデータベースのアクセス権限として、セキュリティ管理上適切なものはどれか。
ここで、権限の範囲は次のとおりとする。

[権限の範囲]
参照権限: 利用者データベースのレコードの参照が可能
更新権限: 利用者データベースへのレコードの登録、変更、削除が可能
管理者権限: 利用者データベースのレコードの参照、登録、変更、削除が可能

 ア  管理者権限  イ  更新権限
 ウ  参照権限  エ  参照権限と更新権限


答え ウ


解説
このアプリケーションは指定されたデータについてデータベースを検索し、その結果を表示を行うものであり、データベースに対する処理としては、データベースの内容を読み出すだけであるので、このアプリケーションに与えるデータベースへのアクセス権限として最適なのは参照権限(ウ)である。


キーワード
・アクセス管理

キーワードの解説
  • アクセス管理
    アクセス管理とは「誰がどこにアクセスできるか。」(Who has access to what?)の文脈の“アクセス”を管理することです。
    すなわち、誰がどのシステムやデータに対しアクセスする権限を持っているかを管理することです。(アクセス権限の管理。)
    アクセス管理でやってはいけないこととして、
    • 過剰なアクセス権限の付与
    • 休眠利用者IDの放置
    • 責任所在が不明確な管理
    などがあります。

もっと、「アクセス管理」について調べてみよう。

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