図のような契約の下で、A社、B社、C社の開発要員がプロジェクトチームを組んでソフト開発業務を実施するとき、適法な行為はどれか。
| ア | A社の担当者がB社の要員に直接作業指示を行う。 |
| イ | A社のリーダーがプロジェクトチーム全員の作業指示を行う。 |
| ウ | B社の担当者がC者の要員に業務の割り振りや作業スケジュールの指示を行う。 |
| エ | B社の担当者が業務の進捗によってC者の要員の就業条件の調整を行う。 |
答え ウ
【解説】
| ア | A社とB社の間の契約は請負なので、A社の担当者がB社の要員に直接作業指示を行うことはできません。 |
| イ | A社とB社の間の契約は請負なので、A社のリーダーがB社、C社の要員に作業指示を行うことはできません。 |
| ウ | B社とC社の間の契約は派遣なので、B者の担当者がC社の要員の作業スケジュールの指示を行うのことは適法です。 |
| エ | B社とC社の間の契約は派遣なので、B者の担当者がC社の要員の就業条件の調整を行うことはできません。 |
【キーワード】
・請負契約
・労働者派遣法
- 請負契約
業務の一部又は全部を外部に委託する方法の一つで、請負者は請け負った業務についての結果責任が発生する契約です。
業務の内容が明確になっている場合に、外部に委託するときに行われる方法です。
結果(成果)は求められますが、基本的に業務を行う場所、業務を行う時間、指揮命令などを発注元が決めることはできません。 - 労働者派遣法
労働者派遣法は自分が雇用する労働者を、派遣先事業者と労働派遣契約を結んで、派遣先の指揮(命令)で労働させることです。
目的は派遣労働者の権利の確保と、労働者派遣事業の適正な運用になります。
なお、正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」です。
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