平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問1

2進数の表現で、2の補数を使用する理由はどれか。

 ア  値が1のビットを数えることでビット誤りを検出できる。
 イ  減算を、負数の作成と加算処理で行うことができる。
 ウ  除算を、減算の組合せで行うことができる。
 エ  ビットの反転だけで、負数を求めることができる。


答え イ


解説

 ア  パリティの説明です。
 イ  2の補数の説明です。
 ウ  表現方法に関係なく、除算は減算の組合せで行うことができます。
 エ  1の補数の説明です。


キーワード
・2の補数

キーワードの解説
  • 2の補数
    2の補数はコンピュータの世界で負の数を表現として使われる方法です。
    負の数を2の補数で表現する場合は、その数字の絶対値を2進数に変換し、その2進数の各けたの0・1を反転させ、それに1を加えることで求めることができます。
    負の数から、その絶対値を求めるのも手順は同じです。
    2の補数の場合、最上位ビットは符号になります。0ならば正の数、1ならば負の数です。
    2の補数を使用するメリットは、加算処理で正・負を考えずに計算きることです。

もっと、「2の補数」について調べてみよう。

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