平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問11

キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒、主記憶のアクセス時間が60ナノ秒、キャッシュメモリのヒット率が90%であるときの、実効アクセス時間な何ナノ秒か。

 ア  15  イ  25  ウ  35  エ  55


答え ア


解説

  • 主記憶のアクセス時間をM(60ナノ秒)
  • キャッシュメモリのアクセスアクセス時間をC(10ナノ秒)
  • キャッシュメモリのヒット率をr (90%)
とすると、実効アクセス時間x は次の式になる。
 x =C×r +M×(1-r )

この式に問題の条件を当てはめると、
 10ナノ秒×90%+60ナノ秒×(1-90%)=9+6=15ナノ秒
(ア)である。


キーワード
・キャッシュメモリ

キーワードの解説
  • キャッシュメモリ(cache memory)
    CPU内にある高速アクセス可能なメモリで、主記憶のデータの中からアクセス頻度が高いデータを、一時的に格納することで、CPUから主記憶のアクセスをキャッシュメモリに代えることで、メモリへのアクセス速度を上げ、処理速度を向上させる。
    キャッシュメモリに格納するデータには、プログラムそのものである場合(命令キャッシュ)と、プログラムが使用するデータである場合(データキャッシュ)がある。

もっと、「アクセス時間」について調べてみよう。

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