平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問51

期間10日のプロジェクトを5日目の終了時にアーンドバリュー分析したところ、表のとおりであった。
現在のコスト効率が今後も続く場合、完成時総コスト見積り(EAC)は何万円か。

管理項目 金額(万円)
完成時総予算(BAC) 100
プランドバリュー(PV) 50
アーンドバリュー(EV) 40
実コスト(AC) 60

 ア  110  イ  120  ウ  135  エ  150


答え エ


解説
表からこのプロジェクトの5日目の終了時点では、60万円の実コスト(AC)がかかっているが、完成している作業の価値(EV)は40万円であり、完成時の総予算(BAC)が100万円なので、コスト効率指標(CPI、Cost Performance Index)は
 CPI=EV÷AC=40÷60
になり、完成時総コスト見積り(EAC)は
 EAC=AC+(BAC-EV)÷CPI=60+(100-40)÷(40÷60)=150万円
(エ)になる。


キーワード
・アーンドバリュー分析

キーワードの解説
  • アーンドバリュー分析(earned value analysis)
    プロジェクトのある時点での進捗を時間ではなく価値(コスト)に置換えて判断する方法です。
    計画時にその時点で終了しているとした作業の価値(プランドバリュー)と、完成した作業の価値(アーンドバリュー)、実際にかかったコスト(実コスト)から、進捗度合いを判断します。

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