平成21年 秋期 ITサービスマネージャ 午前II 問25

労働者派遣法に適合するものはどれか。

 ア  派遣契約の内容にかかわらず合理的な理由がある場合には、派遣先の作業指示者の判断で派遣労働者に残業を命じることができる。
 イ  派遣先の事業所に属する従業員はだれでも、派遣労働者に業務命令を行うことができる。
 ウ  労働者派遣法で認められた業務であれば、派遣先の判断で派遣労働者の業務内容を変更できる。
 エ  労働者派遣法で認められた特殊な技能を要する業務であれば、同一人の派遣を3年を超えて行うことができる。


答え エ


解説

 ア  派遣元と派遣先の契約では作業時間についての規定があるので、派遣先の都合で残業を命じることはできません。
 イ  派遣労働者に業務命令を行うことができるのは派遣先の責任者です。
 ウ  派遣元と派遣先の契約では作業内容についての規定があるので、派遣先の都合で変更することはできません。
 エ  情報システム開発など政令が定めた業務については派遣期間を3年とすることが可能です。(原則は1年です。)


キーワード
・労働者派遣法

キーワードの解説
  • 労働者派遣法
    労働者派遣法は自分が雇用する労働者を、派遣先事業者と労働派遣契約を結んで、派遣先の指揮(命令)で労働させることです。
    目的は派遣労働者の権利の確保と、労働者派遣事業の適正な運用になります。
    なお、正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」です。

もっと、「労働者派遣法」について調べてみよう。

戻る 一覧へ