あるシステムは5,000時間の運用において、故障回数は20回、合計故障時間は2,000時間であった。
おおよそのMTBF、MTTR、稼働率の組合せのうち、適切なものはどれか。
|
MTBF(時間) |
MTTR(時間) |
稼働率(%) |
ア |
100 |
150 |
40 |
イ |
100 |
150 |
60 |
ウ |
150 |
100 |
40 |
エ |
150 |
100 |
60 |
答え エ
【解説】
システムが動作していた時間は
5,000-2,000=3,000時間
で、この間に20回故障しているのでMTBFは
3,000÷20=150時間
である。
システムの故障回数は20回で、故障していた時間は2,000時間なのでMTTRは
2,000÷20=100時間
である。
5,000時間の運用中システムが正常に動作していた時間は3,000時間なので稼働率は
3,000÷5,000=0.6=60%
(エ)である。
【キーワード】
・MTBF
・MTTR
【キーワードの解説】
- MTBF(Mean Time Between Failure(s))
平均故障間隔のことで、システムが動作を開始してから故障するまでの時間である。
この時間が長いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
- MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
平均修復時間のことで、システムが故障して停止したときに復旧して動作を開始するまでの時間である。
この時間が短いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
もっと、「MTBF」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|