プロセッサにおけるパイプライン処理方式を説明したものはどれか。
ア |
単一の命令を基に、複数のデータに対して複数のプロセッサが同期をとりながら並列にそれぞれのデータを処理する方式 |
イ |
一つのプロセッサにおいて、単一の命令に対する実行時間をできるだけ短くする方式 |
ウ |
一つのプロセッサにおいて、複数の命令を少しずつ段階をずらしながら同時実行する方式 |
エ |
複数のプロセッサが、それぞれ独自の命令を基に複数のデータを処理する方式 |
答え ウ
【解説】
ア |
SIMD(Single Instruction, Multiple Data)の説明です。画像処理などで行われています。 |
イ |
動作周波数を上げて高速化を行う手法の説明です。 |
ウ |
パイプラインについての説明です。 |
エ |
MIMD(Multiple Instruction, Multiple Data)の説明です。マルチCPUなどで実現しています。 |
【キーワード】
・パイプライン
【キーワードの解説】
- パイプライン
CPUが命令を実行するためには命令読み込み(F)、命令解読(D)、アドレス計算(A)、オペランド呼出し(R)、実行(E)と複数ステージの動作を行う必要があり、これをCPUの動作クロックに合わせて行うと1命令処理するのに時間がかかる。
そのため、CPUの動作ステージを1つずつずらして複数の命令を処理できるようにして、処理速度を向上させるものがパイプラインです。
ここで、1命令を処理するのに必要なステージ数が深さで、1ステージを処理する時間がピッチです。
もっと、「パイプライン」について調べてみよう。
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