平成21年 春期 基本情報技術者 午前 問31

データベースサーバを利用したクライアントサーバシステムにおいて、大量のSQL文が発生することによってクライアントとサーバ間の通信負荷が問題となった。
このときの解決策として、適切なものはどれか。

 ア  インデックスの見直し  イ  ストアドプロシージャ機能の利用
 ウ  データベースの再編成  エ  動的SQLの利用


答え イ


解説

 ア  インデックスの見直しを行ってもデータベースへのアクセス方法は同じなので、クライアントとサーバ間の通信データ量は変わらない。
 イ  サーバに共通的な一連の処理を行うプログラムを用意し、クライアントからそのプログラムを呼び出すストアドプロシージャを使用すると、クライアントからサーバにSQL文の発行でなく、プログラムを指定することになるので、通信量を削減できます。
 ウ  データベースの再編成を行ってもデータベースへのアクセス方法は同じなので、クライアントとサーバ間の通信データ量は変わらない。
 エ  動的SQLを利用してもデータベースへのアクセス方法は同じなので、クライアントとサーバ間の通信データ量は変わらない。


キーワード
・クライアントサーバシステム

キーワードの解説
  • クライアントサーバシステム
    サービスを提供する側(サーバ)とサービスを要求する側(クライアント)を分けたシステムのこと。
    クライアントがサーバに要求を行い、サーバは要求された内容を処理して結果をクライアントに返す。という形で処理を進めるシステムである。
    皆さんがいま使っているインターネットのWebシステムもクライアントサーバシステムである。
    それ以外にも、ネットワークファイルシステム、メールシステムなど、私たちの身の回りの多くはクライアントサーバシステムで実現されている。
    クライアントとサーバは必ずしも別のコンピュータである必要はなく、1台のコンピュータ上でクライアントサーバシステムを実現しているものもある。

もっと、「クライアントサーバシステム」について調べてみよう。

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