メモリ誤り制御方式で、2ビットの誤り検出機能と、1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。
ア |
奇数パリティ |
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イ |
水平パリティ |
ウ |
チェックサム |
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エ |
ハミング符号 |
答え エ
【解説】
ア |
奇数パリティは、バイト単位のデータにパリティビットを付加し、データ+パリティビットの1の個数を奇数にすることで誤り検出をする手法です。
バイト単位での、1ビット誤りの検出が行えます。訂正はできません。 |
イ |
水平パリティは、複数バイトのデータに1バイトのデータを付加し、各バイトの0ビット目、1ビット目…に対しパリティチェックを行う手法です。
ビットけた単位での、1ビット誤りの検出が行えます。訂正はできません。 |
ウ |
チェックサムは、データをバイト単位に分割して加算し、その合計を付加情報とする手法です。(バイト以外にも、ワード、ロングワードなどあり)
誤り検出できるビット数は分割するサイズによって異なります。訂正はできません。 |
エ |
ハミング符号は、4ビットのデータに3ビットの付加データを加えることで誤り検出・訂正を行う手法です。
4ビット中の2ビット誤り検出と、1ビットの誤り訂正が可能です。 |
【キーワード】
・誤り訂正
【キーワードの解説】
- 誤り訂正
受信したデータや、メディアから読み出したデータに誤り(エラー)があった場合に、これを検出し訂正することです。
誤ったデータで処理を行うと、大変なので、データを送信するときや、メディアに書き込むときは、あらかじめ誤りを検出・訂正を可能とするためのデータ(冗長符号)を加えておきます。
通信では誤りがあった場合、再度送信を行えば解決するので、誤り検出は行うが、訂正を行わない場合もあります。
逆にメディアにデータを記録するときは誤りがあると、メディアが使用できなくなったり、データそのものがなくなってしまうことがあるので、誤り訂正は標準的に行われます。
もっと、「誤り訂正」について調べてみよう。
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