フェールセーフの考え方に基づいて設計したものはどれか。
ア |
RAID 2を採用してハードディスクのMTBFが従来製品の2倍になるようにする。 |
イ |
乾電池のプラスとマイナスを逆にすると乾電池が入らないようにする。 |
ウ |
交通管制システムが故障したときには、信号機に赤色が点灯するようにする。 |
エ |
ネットワークカードのコントローラを二重化しておき、故障したときには故障したコントローラを切り離して運用する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
RAID 2はエラー検出、訂正用の情報(ECCコード)を付加する技術ですが、RAID 2の採用によりMTBFが2倍になる保証はありません。(通常は2倍以上になります。) |
イ |
フールプルーフ(fool proof)の説明です。
フールプルーフとは、利用者の操作ミスを防ぐ仕組みのことです。 |
ウ |
フェールセーフの説明です。
ちなみに、交通管制システムが故障すると信号機は赤色の点灯だと渋滞が発生し混乱が起きるので、故障したことを知らせる意味もあって赤色の点滅になります。なお、鉄道の信号機は赤色の点灯になります。また、鉄道の踏み切りは遮断機が閉じた状態になります。 |
エ |
デュプレックスシステム(duplex system)の説明です。 |
【キーワード】
・フェールセーフ
【キーワードの解説】
- フェールセーフ(fail safe)
故障が発生した場合、安全な方向にシステムの動作を向けて二次災害が発生しないようにすること。
身の回りの例としては、交差点の信号は故障すると赤の点滅になるように設計されている。
もっと、「フェールセーフ」について調べてみよう。
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