TCP、UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベートIPアドレスを使用するLANの複数の端末が、一つのグローバスIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。
ア |
IPスプーフィング |
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イ |
IPマルチキャスト |
ウ |
NAPT |
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エ |
NTP3 |
答え ウ
【解説】
ア |
IPスプーフィング(IP spoofing attack)は、偽の送信元IPアドレスをセットしたパケットにより、送信元を隠ぺいして攻撃することです。 |
イ |
IPマルチキャスト(IP multicast)は、1つのパケットを複数の相手に対して送信する仕組みです。 |
ウ |
NAPT(Network Address Port Translation、IPマスカレード)は、プライベートIPアドレスを採用している組織がインターネット接続するときに1つのグローバルIPアドレスを共有する仕組みです。 |
エ |
NTP3(Network Time Protocol)は、ネットワークを介してネットワークに接続する機器の時刻合せを行うプロトコルです。 |
【キーワード】
・プライベートIPアドレス
【キーワードの解説】
- プライベートIPアドレス(private IP address)
企業や学校など組織内の限られたネットワークに自由に設定できるIPアドレスのことです。
通常、IPアドレスを設定するときは、IPアドレスを管理する組織(ICANN、JPNIC)やISP(Internet Services Provider)に申請して割り当ててもらう必要があるが、インターネットに直接接続しない場合は、その範囲内であればプライベートIPアドレスを自由に使用することが可能です。
プライベートIPアドレスを割り当てた端末からインターネットに接続する場合には、インターネットに接続するための環境を構築し、NAT(Network Address Translation)やNAPT(Network Address Port Translation、IPマスカレード)でプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換を行って接続します。
もっと、「プライベートIPアドレス」について調べてみよう。
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