ハードウェアの保守点検及び修理作業を実施するときに、運用管理者が実施すべき、事前又は事後に確認に関する説明のうち、適切なものはどれか。
ア |
システムが自動的に回復処置を行った障害については、障害前後のエラーログが残っているので、障害原因や対応処置の報告ではなく、ログの分析結果を確認する。 |
イ |
定期保守時の点検項目は事前に分かっているので、事前と事後の確認は省略できるが、作業の開始と終了については、保守作業者に確認する。 |
ウ |
予防保守を遠隔方式で行う場合、遠隔地のシステムへの影響は出ないので、作業内容などの事前確認は行わず、事後に作業実施結果を確認する。 |
エ |
臨時保守の場合、事前に保守作業者が障害の発生状況を確認したことを確認し、事後に障害原因や作業実施結果を確認する。 |
答え エ
【解説】
ア |
システムが自動的に回復処置を行った場合も、障害原因や対応処置の報告を行う必要があります。 |
イ |
定期保守を行うときは、事前と事後に確認作業を行わない定期保守が正しく行われたことを確認します。 |
ウ |
遠隔保守を行う場合も、事前の確認は行わないといけません。 |
エ |
臨時保守は障害発生時に行うので、保守作業の前に障害の発生状況を確認し、保守作業後に障害原因や作業内容の結果を確認し、報告します。 |
【キーワード】
・遠隔保守
・臨時保守
・予防保守
【キーワードの解説】
- 遠隔保守
ネットワークを用いてシステムの保守を行うこと。
遠隔保守で行える内容としては、プログラムの更新やデータのバックアップです。
- 臨時保守
故障が発生したときに行う保守作業のこと。
臨時保守の逆は定期保守で自動車の6ヶ月点検、12ヶ月点検がこれにあたる。
- 予防保守
故障が発生する前に、故障が発生しそうな部品を交換すること。
個々の部品のMTBFと稼働時間などから交換箇所を決定する。
自動車のオイル交換やタイヤ交換などが予防保守にあたります。また、故障発生時に被害が大きい事が予想できるものについては、国が予防保守を義務化している場合があります。(自動車の車検制度など。)
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