無線LANで使用される搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式はどれか。
ア |
CDMA |
|
イ |
CSMA/CA |
|
ウ |
CSMA/CD |
|
エ |
FDMA |
答え イ
【解説】
ア |
CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)は、異なる符号化により同一の周波数帯域で多元接続を行う無線通信方式です。 |
イ |
CSMA/CAは、無線LANで使用されているデータ送信手順です。 |
ウ |
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection、キャリア検知 多重アクセス/衝突検知)は、イーサネットで使用されているデータ送信手順です。 |
エ |
FDMA(Frequency Division Multiple Access、周波数分割多元接続)は、複数の周波数帯域に分割することで多元接続を行う無線通信方式である。 |
【キーワード】
・CSMA/CA
【キーワードの解説】
- CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance、キャリア検知 多重アクセス/衝突回避)
無線通信での信号の発送手段の規定で、無線LANの最も特徴的な部分です。
CSMA/CAでは以下のようなアクセスを行います。
- CS(Carrier Sense、キャリア検知)
データを送信しようとするマシンはネットワーク上の他のマシンがデータ送信を行っていないことを確認します。
- MA(Multiple Access、多重アクセス)
ネットワーク上で一定時間、データ送信中のマシンがいないことを確認したら、データ送信が可能になります。
このとき、ネットワーク上のすべてのマシンは平等にデータ送信を行うことが可能です。
- CA(Collision Avoidance、衝突回避)
他のマシンの送信が終わってすぐに送信を開始すると、別のマシンの送信と衝突する可能性が高いので、他のマシンの送信が終わってからランダム時間待つことで衝突を回避します。
無線通信では送信の衝突を正確に検出する手段がないため、他のマシンの送信終了後ランダム時間待つことで衝突を回避します。
もっと、「CSMA/CA」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|