平成22年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問10

DNSでのホスト名とIPアドレスの対応付けに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできるが、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできない。
 イ  一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。
 ウ  複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることはできるが、一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることはできない。
 エ  ホスト名とIPアドレスの対応は全て1対1である。


答え イ


解説
DNSでは一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。(イ)

  • 一つのホスト名に複数のIPアドレス
    負荷分散のためのDNSラウンドロビンで行われます。
  • 複数のホスト名に同一のIPアドレス
    一つのマシン上で複数のサーバ機能を動作させている場合や、利用者の利便性のために行われます。


キーワード
・DNS

キーワードの解説
  • DNS(Domain Name System、ドメイン ネーム システム)
    インターネットに接続しているマシン(コンピュータ)には、個々にユニークなIPアドレスが付与されているが、無機質な数字データであるIPアドレスを人間が覚えることは難しいので、マシンのホスト名とIPアドレスの対応をネットワーク上で集中管理するのがDNSである。
    インターネット上のマシンにアクセスする場合、DNSサーバにホスト名で問い合わせてIPアドレスを得る。

もっと、「DNS」について調べてみよう。

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