平成22年 秋期 情報セキュリティスペシャリスト 午前II 問22

ソフトウェアの保守作業の効率向上策として、最も適切なものはどれか。

 ア  エンドユーザーによる動作確認テスト
 イ  コーディング規約に準拠したプログラムの作成
 ウ  最適化コンパイルによる性能改善
 エ  発生したバグの要因分類による傾向分析


答え イ


解説

 ア  ユーザーテストを行うと品質は良くなりますが、保守作業の効率性には関係ありません。
 イ  コーディング規約に準拠したプログラムソースコードは理解しやすく、保守作業の効率が上がります。
 ウ  コンパイルオプションを変更してもプログラムソースコードの品質に関係しないので保守作業の効率性には関係ありません。
 エ  バグの要因分析を行うと品質向上に役立ちますが、保守作業の効率性には関係ありません。


キーワード
・保守作業の生産性

キーワードの解説
  • 保守作業の生産性
    ソフトウェアの保守とは既存のリリースしたソフトウェアについて、改良やバグの修正を行うことで、保守作業の生産性とは改良やバグの修正を1件行うのに必要な工数のことである。
    計算式としては、次のようになる。
     保守作業の生産性=保守作業の延べ時間÷(改良件数+バグ修正件数)

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