“発注伝票”表を第3正規形に書き換えたものはどれか。
ここで、下線部は主キーを表す。
発注伝票(注文番号, 商品番号, 商品名, 注文数量)
ア |
発注(注文番号, 注文数量)
商品(商品番号, 商品名) |
イ |
発注(注文番号, 注文数量)
商品(注文番号, 商品番号, 商品名) |
ウ |
発注(注文番号, 商品番号, 注文数量)
商品(商品番号, 商品名) |
エ |
発注(注文番号, 商品番号, 注文数量)
商品(商品番号, 商品名, 注文数量) |
答え ウ
【解説】
もとの“発注伝票”表を見ると
発注伝票(注文番号, 商品番号, 商品名, 注文数量)
「商品名」は「商品番号」から従属的に決まるので、これを別の表にすると
発注(注文番号, 商品番号, 注文数量)
商品(商品番号, 商品名)
になる。これは、繰り返しも、従属的にきまるデータも、推移的にきまるデータもないので第3正規形である。(ウ)
【キーワード】
・正規形
【キーワードの解説】
- 正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
- 第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
- 第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
- 第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
- ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
もっと、「正規形」について調べてみよう。
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