平成22年 春期 応用情報技術者 午前 問4

連立一次方程式
 
から、x の項の係数、y の項の係数、及び定数項だけを取り出した表(行列)を作り、基本操作(1)〜(3)のいずれかを順次施すことによって、解
 
が得られた。
表(行列)が次のように左から右に推移する場合、同じ種類の基本操作が施された箇所の組合せはどれか。

[基本操作]
(1) ある行に0でない数を掛ける。
(2) ある行と他の行を入れ替える。
(3) ある行に他の行の定数倍を加える。

[表(行列)の推移]

 ア  aとb  イ  aとc  ウ  bとc  エ  bとd


答え イ


解説
a〜dの操作が基本操作のどれになるかを見る。

  • aは、1行目の-2倍を2行目に加えているので、基本操作の(3)である。
  • bは、1行目と2行目を入れ替えているので、基本操作の(2)である。
  • cは、1行目の-2倍を2行目に加えているので、基本操作の(3)である。
  • dは、2行目に1/3を掛けているので、基本操作の(1)である。
したがって、同じ種類の基本操作を行ったのはaとc(イ)である。


キーワード
・行列と連立方程式

キーワードの解説
  • 行列と連立方程式
    連立一次方程式
     
    を行列で表すと
     
    になります。これを変形してx y を求めると
     
    となります。

もっと、「行列」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ