プログラムの局所参照性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
繰り返し呼ばれる手続をサブルーチン化すると、サブルーチンの呼出しと復帰のために分岐命令が増えるので、必ず局所参照性は低下する。 |
イ |
同様の処理を反復する場合、ループやサブルーチンを用いずにプログラムにコードを繰り返して記述する方が、局所参照性は高くなる。 |
ウ |
分岐命令などによって、メモリを短い時間に広範囲に参照するほど、局所参照性は高くなる。 |
エ |
ループによる反復実行のように、短い時間にメモリの近接した場所を参照するプログラムの局所参照性は高くなる。 |
答え エ
【解説】
ア |
繰り返し呼ばれる手続をサブルーチン化すると局所参照性は高くなります。 |
イ |
同様の処理を反復する場合、ループやサブルーチンを用いると局所参照性が高くなります。 |
ウ |
メモリを短い時間に広範囲に参照すると局所参照性は低くなります。 |
エ |
ループによる反復実行を行うと局所参照性は高くなります。 |
【キーワード】
・局所参照性
【キーワードの解説】
- 局所参照性
コンピュータの処理において、繰り返し参照されるデータが狭い範囲内にあるようなこと、動作しているプログラムの繰り返し実行される処理の命令を格納してあるメモリアドレスが狭い範囲内にあるようなことです。
局所参照性が高くなると、キャッシュメモリのヒット率が高くなり、高速な動作を実現することが可能になります。
もっと、「局所参照性」について調べてみよう。
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