教員の担当科目と給与を管理する“科目-教員”表を更新するときに発生する問題はどれか。
ここで、科目番号を主キーとし、基本給は科目によらず教員ごとに決まっているものとする。
科目-教員
科目番号 |
科目名 |
教員番号 |
担当教員 |
単位 |
基本給 |
|
2761 |
一般システム理論 |
8823 |
田中亮 |
2 |
180 |
2762 |
問題形成と問題解決 |
6673 |
佐藤永吉 |
2 |
250 |
2763 |
情報システム開発の経済性 |
6654 |
小林正路 |
2 |
400 |
2864 |
一般システム理論 |
7890 |
大野俊郎 |
2 |
230 |
2865 |
情報システムの都市計画法 |
4664 |
斉藤秀夫 |
4 |
320 |
3966 |
UMLモデリング |
8823 |
田中亮 |
4 |
180 |
|
ア |
ある教員が唯一担当していた科目の行を削除すると、その教員の基本給データだけが残ってしまう。 |
イ |
ある教員の基本給を変更するには、該当する行を1件ずつコミットしないとデータの不整合が生じる。 |
ウ |
担当科目のない教員の基本給を登録するときは、一つ以上の科目を削除しなければならない。 |
エ |
複数の科目を担当する教員の基本給を変更するときは、担当するすべての科目について変更しないとデータの不整合が生じる。 |
答え エ
【解説】
ア |
基本給は教員ごとに決まっているので、科目の行を作治しても不整合は発生しません。 |
イ |
複数の科目を担当して教員のレコードがあるので、すべてのレコードを変更してからコミットしないと不正が生じてしまいます。 |
ウ |
担当科目のない教員用に仮の科目番号を用意すれば、レコードを追加可能です。 |
エ |
複数の科目を担当する教員の基本給を変更するときは、該当するすべてのレコードを変更しないと不整合が生じてしまいます。 |
【キーワード】
・コミット
【キーワードの解説】
- コミット(commit)
データベースにおいて、データベース操作処理(トランザクション)による、データベースの内容変更を恒久的なものとして確定させることです。
ロールバック処理は、変更した内容を最後にコミットしたところまで、ジャーナルデータに基いて戻す処理になります。
ロールフォワード処理は、最後にコミットしたところから、ジャーナルデータに基いて処理を行うことです。
もっと、「コミット」について調べてみよう。
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