実験計画法を利用したテストデータ作成方法として、適切なものはどれか。
ア |
効率よくテストするために、直交表を用いてテストデータを作成する。 |
イ |
データを、同じ特性を持つ幾つかのグループに分割し、各グループの境界値をテストデータとする。 |
ウ |
データを、同じ特性を持つ幾つかのグループに分割し、各グループの代表値をテストデータとする。 |
エ |
入力と出力を洗い出し、その間の因果関係を一定の規則によってグラフ化し、このグラフから作成した決定表に基づいてテストデータを作成する。 |
答え ア
【解説】
ア |
直交表は、複数の要因(パラメータ)の値によって動作(結果)が変わってくるものに対する実験の回数を減らすための統計学の考え方であり、実験計画法による効率のよい実験を行うための手段として用いられています。 |
イ |
境界値分析によるテスト方法です。 |
ウ |
同値分割によるテスト方法です。 |
エ |
原因結果グラフ(因果グラフ)によるテスト方法です。 |
【キーワード】
・実験計画法
【キーワードの解説】
- 実験計画法
効率のよい実験方法を設計し、結果を適切に解析することを目的とする統計学の考え方です。
実験計画法には以下の3つの基本的な原則があります。
- 局所管理化
実験で確認したい要因以外の条件を一定にする。
- 反復
実験結果のバラツキを少なくするため同一条件で実験を行う。
- ランダム化
制御できない要因は条件をランダムにする。
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