平成22年 春期 情報セキュリティスペシャリスト 午前II 問13

デジタル証明書を使わずに、通信者同士が、通信によって交換する公開鍵を用いて行う暗号化通信において、通信内容を横取りする目的で当事者になりすますものはどれか。

 ア  Man-in-the-middle攻撃  イ  war driving
 ウ  トロイの木馬  エ  ブルートフォース攻撃


答え ア


解説

 ア  Man-in-the-middle攻撃は、公開鍵暗号方式を使った暗号化通信を盗聴・改ざんする方法です。
 イ  war drivingは、オフィス街を自動車で移動しながらセキュリティの甘い無線LANのアクセスポイントを探す手法です。
 ウ  トロイの木馬は、有益なプログラムだと正体を偽ってコンピュータへ侵入し、データ消去や外部流出、他のコンピュータの攻撃などの破壊活動を行なうプログラムです。
 エ  ブルートフォース攻撃は、暗号解読やパスワードクラックを可能な組合せをすべて試す手法です。


キーワード
・Man-in-the-middle攻撃

キーワードの解説
  • Man-in-the-middle攻撃(中間者攻撃)
    暗号化通信を盗聴したり、改ざんする手法で、通信を行う者の間に割り込んで、両者が交換する公開鍵を攻撃者のものとすり替えることで、通信を行うものに気付かれることなく暗号化通信を盗聴したり、改ざんできます。

もっと、「中間者攻撃」について調べてみよう。

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