平成23年 秋期 基本情報技術者 午前 問3

コンピュータで連立一次方程式の解を求めるのに、式に含まれる未知数の個数の3乗に比例する計算時間が掛かるとする。
あるコンピュータで100元連立一次方程式の解を求めるのに2秒かかったとすると、その4倍の演算速度を持つコンピュータで1,000元連立一次方程式の解を求めるときの計算時間は何秒か。

 ア  5  イ  50  ウ  500  エ  5,000


答え ウ


解説
問題文の

  • 連立一次方程式の解を求める時間は、未知数の3乗に比例
  • あるコンピュータでは、100元連立一次方程式の解を求めるのに2秒
  • 4倍の演算速度を持ったコンピュータの1,000元連立一次方程式の解を求める時間
なので、これを式にすると
 (2秒÷4):1003 = x (秒):1,0003
になる。
この式を解くと、
 1003×x = 0.5×1,0003
になり、
 x = 500(秒)
(ウ)になる。


キーワード
・計算時間

キーワードの解説
  • 計算時間
    コンピュータの計算(処理)時間はCPUの性能以外にも、メモリのアクセス速度や、キャッシュメモリの量、他の処理の状態にも影響されます。
    この問題では、単純に4倍の性能のコンピュータとなっていますが、現実の世界ではあるコンピュータの4倍の性能のコンピュータを作ることは、様々な要因が影響するので非常に難しい問題です。

もっと、「計算時間」について調べてみよう。

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