コールドスタンバイシステム、シンプレックスシステム、デュアルシステムを、システムの稼働率の高い順に並べたものはどれか。
ここで、各システムを構成するコンピュータは同一であるものとする。
ア |
コールドスタンバイシステム、シンプレックスシステム、デュアルシステム |
イ |
コールドスタンバイシステム、デュアルシステム、シンプレックスシステム |
ウ |
シンプレックスシステム、コールドスタンバイシステム、デュアルシステム |
エ |
デュアルシステム、コールドスタンバイシステム、シンプレックスシステム |
答え エ
【解説】
- コールドスタンバイシステム(cold standby)
同じ構成のシステムを2系統用意して、待機系は現用系に障害の障害を検出してから起動させ、ソフトウェアのインストールやデータの移行を行い、処理が切り替わるシステムです。
- シンプレックスシステム
冗長性のない単純な(二重化されていない)システムで、障害発生時には修理(修復)を行ってシステムを再開させます。
- デュアルシステム(dual system)
二重化した2つの装置双方で処理を行い、結果を比較してシステムが正常に動作していることを確認する方法で、一方の装置に障害が発生した場合には、正常に動作しているもう一方の装置で運用を継続します。
これを稼働率の高い順に並び替えると デュアルシステム、コールドスタンバイシステム、シンプレックスシステム(エ)になる。
【キーワード】
・システムの二重化
【キーワードの解説】
- システムの二重化
システムが障害などにより停止すること影響の大きい場合や、1つの装置で処理しきれない場合などは、システムを二重化することで信頼性や性能の向上を実現する。
信頼性向上のためにシステムを二重化する場合、現用系と待機系の2つのシステムを用意し、待機系のシステムの状態によっていくつかに分けることができる。
- ホットスタンバイ(hot standby)
同じ構成のシステムを2系統用意して、待機系も現用系と常に同じ状態を保っておき、現用系を監視し障害の発生を検出したら、即座に待機系に処理が引き継がれるシステムです。
- コールドスタンバイ(cold standby)
同じ構成のシステムを2系統用意して、待機系は現用系に障害の障害を検出してから起動させ、ソフトウェアのインストールやデータの移行を行い、処理が切り替わるシステムです。
ホットスタンバイのほうが障害発生時のシステムの切替時間が短く信頼性は高くなるが、コスト的には高いです。
もっと、「コールドスタンバイ」について調べてみよう。
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