派遣契約に基づいて就労している派遣社員に対する派遣先企業の対応のうち、適切なものはどれか。
ここで、就業条件などに特段の取決めはないものとする。
ア |
営業情報システムのメンテナンスを担当させている派遣社員から、直接に有給休暇の申請があり、業務に差し障りがないと判断して、承認した。 |
イ |
グループウェアのメンテナンスを行うために、自社社員と同様に作業を直接指示した。 |
ウ |
生産管理システムへのデータ入力を指示したところ、入力ミスによって、欠陥製品ができたので、派遣元企業に対して製造物責任を追及した。 |
エ |
販売管理システムのデータ処理が定時に終了しなかったので、自社社員と同様の残業を行うよう指示した。 |
答え イ
【解説】
ア |
派遣労働者の有給休暇の取得は派遣元企業の承認が必要です。 |
イ |
派遣労働者に対して派遣先企業が直接指示できます。 |
ウ |
派遣元企業に製造物責任を問うことはできません。 |
エ |
派遣労働者の残業については、派遣元企業と派遣先企業の間で整合する必要があります。 |
【キーワード】
・労働者派遣法
【キーワードの解説】
- 労働者派遣法
労働者派遣法は自分が雇用する労働者を、派遣先事業者と労働派遣契約を結んで、派遣先の指揮(命令)で労働させることです。
目的は派遣労働者の権利の確保と、労働者派遣事業の適正な運用になります。
なお、正式名称は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」です。
もっと、「労働者派遣法」について調べてみよう。
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